ひさしぶりに広告っぽい話を。
私が勤めている会社が本格的にデータに基づいたウェブマーケティングをやると言い出したときに幹部の方々が仰ってた言葉がいまだに残っていて、違和感を感じていたのですが、いまなら文字にできそうなので書いておく次第です。
どんなことを仰ってたかというと
「データに基づいた分析・提案というのは、制作者の知見やノウハウに依存しないので客観性があります」ということ。ま、1年以上前なのでうろ覚えですが。
で、どこに違和感を持ったかというと
『客観性がある』というところ。
捉え方によっては『データ分析は客観的だから恣意性がなく間違いが起きない』と受け取られかねない、と思ったわけです。
いわゆるヒューリスティックと呼ばれる経験者による改善提案や分析よりは、データを共通言語として話ができるので、発注者との間でのコミュニケーション齟齬は軽減できると思います。でも、
- どんなデータを取得するか
- それをどのように分析するか
- そこから何を読み取るか
は、言わずもがなですが、分析を行う人の知見に掛かっているのです。
そこを見落としてしまうと、まるで科学万能主義のような盲信に至ってしまうのではないかと思ったのが、その当時の心境です。
幸いにして、そのように受け取った発注者はいらっしゃらなかったようなので考えすぎの杞憂でしたけども。
ついでに言うと、「客観性がある」「客観的」なのは、完全なる客観とは異なります。事象(そこに起こっている事実)をどのように受け止めどう解釈するかは、どこまでいってもそれを見るヒトに掛かっていると考えています。
さらに言えば、分析の仕方やその表記・表現方法によってはいかにも本当っぽい嘘がつけてしまうというのは言い古されたことです。
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