仕事柄、情報セキュリティと認証技術について知識を仕入れています。
企業にとって、顧客へのOneToOneなマーケティングを行うことはロイヤルカスタマーを生み出す方法のひとつです。これはeコマースにおいては、簡単にいえばマイページをつくることであったりします。
マイページは顧客個人に向けた情報提供場所ですので、個人認証を必要とします。
つまり、IDとパスワードが発行されます。これを複数の企業がおこなえばIDとパスワードはその都度異なるものが増えていきます。
IDとパスワードが増えると、顧客にとってはそれを管理する(紐付けて覚える)ことが負担になってきます。なんとかして、この負担を軽くしたいと考えるのはごく自然なことでしょう。
しかし一方でエレクトリックなテクノロジーが進化して個人を特定する認証技術が高度になっても、イタチゴッコのようにそれらを欺き・盗む技術が現れることは明白です。CCCDの場合がそうであるように、電子的に組まれた「鍵」は解析されてしまいます。そして技術が高度になればなるほどに認証技術は物理的実体を伴わなくなり(指紋情報が盗まれても、自分の指はここにあるという落語のような話)、盗難にあった事実に気が付くのが遅くなるということも予想されます。
テンキーで打ち込むようなパスワードは、盗まれた場合変更することができますが、生体情報は変更することが出来ないという潜在的脆弱性があり、これもまた問題です。
生体情報をパスワード代わりにすることにはまだまだ問題が山積みのようです。生体情報はユニーク情報ですから、ユニークIDとして捉えてみたら、よい方法が見つかりそうな気がするのです。
大切な情報をロックするための「鍵」と「仕組み」について説明し納得を得ることは、顧客の信頼を獲得するという、企業によって最も大事な戦略であるべきで、昨今話題になる「企業倫理」というワードにも通じることだろうと思います。
便利なことがかならずしもいい事ではなくって、俯瞰したときに安心できるか。。。っていうことの方が大事だと思います。
#「鍵」は人類の永遠の課題なのでしょうけど、南京錠がいちばん安心するや。
#「鍵」と「個人特定」がセットになってるからややこしいんかもなー。